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お香が手作りできるのご存じですか?
私も初めは知らなかったのです。
後で書いてますが、お線香を作りたいと思い
お線香って自分で作ることができるのだろうか?と考えたことが始まりでした。
そして手作り教室を探し始めた私が出会ったのが、手作りお香教室の「華笑み香」でした。
お香を手作り体験 材料はこれ
お香が手作り出来るって知ってる方は少ないと思います。
よく講座や販売で「お香が手作り出来るなんて知りませんでした」
「どうやってつくるのですか?」とおっしゃる方が多いからです。
私は香司と呼ばれる、お香の先生をしています。
私も最初は手作りできるって知りませんでした。
実は母の供養に自分でお線香を作りたいと思ったのがきっかけなんです。
それで地元でお線香講座をしているところを探しました。
その時に小さなワークショップでお線香というより、コーン型のお香を作るという体験をしました。そこで私は面白いと感じ、よりお線香を作りたいと思うようになりました。
そして探して出会ったのが手作りお香講座「華笑み香」の先生でした。
そこでお線香を作り、ますますお香と先生の人柄に惹かれて、お香の香司の道へ。
そもそもお香って何でできているの?って思いませんか?
まずは香原料と呼ばれる材料です。
香りの製品に使われている香料は、アジア原産の天然の草・根・木皮を使用しています。
「白檀」「龍脳」「丁子」「桂皮」「甘松」「山奈」「木香」「零陵香」「排草香」「乳香」
「安息香」「薫陸香」など。
最近では、合成香料もできたので香りの幅は広がっています。
しかし天然香料のみの物も多いです。
約20種類ほどある天然香料で作りますが、最近は合成香料を混ぜて、いろいろな香りが出来ています。アロマの香りなどが混ざったものなどもおおいですね。
天然物だけで作るのもいいし、合成香料を混ぜて作るのも。
これはその方の好みだと思います。
お香の手作りした香りは人それぞれ
そして次が調合する作業です。
ここでの調合の割合が出来上りに影響します。
配合を考え自分で調合していくのです。
そして自分だけの香りが出来上がります。
不思議なもので、同じ材料、同じ配合数で作っても、作り手が違うと香りも微妙に違うのです。
どんなお香にしたいのか?
どんな時に使いたいのか?
甘い香りがいいのかスッキリな匂いなのか、辛みが強いのがいいのか
寝る時に使いたいのか、バックに入れて使いたいのか、
お部屋香にしたいのか・・・など
作る時は「テーマ」を決めます。
それに向かって調合していかないと、香りがぶれてくるからです。
その「テーマ」を目標に作っていきます。
オリジナルの香りを作ろう
私は母の供養にすっきりする天へと通じるお線香が作りたいというテーマで作りました。
そして調合次第で、自分だけの唯一の香りを作ることもできるんです。
なぜかっていうと、その時は自分自身と向き合う時間になるからです。
ある意味、瞑想のようなものです。
オリジナルの香り・・それは自分のブランディングになります。
それを自分で作ることが出来るというのは
手作りならでは・・・というところではないかなと感じます。