お香の匂いで落ち着くのはなぜ?香りと脳の関係とは

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

お香の匂い落ち着く

リラックスしたい時に香りを利用されている方も多いのではないでしょうか?
私はお香の匂いがすごく落ち着くので、お香を焚いてリラックスしてます。

お香の癒しの効果とは

最近はストレス社会と言われているので、香りに注目がいっているようです。

「あ~良い香り」「癒される~」という言葉。結構耳にします。
お香好きな私は白檀や桂皮の香りで癒されています。

自然の化学薬品などが入っていないお香の香原料は、ちょっと漢方薬っぽいのですがそれが逆に慣れるとお香の匂いに心が落ち着いて安心する良い香りに変わります。

そんな安心する香り、あなたもあるのではないでしょうか?

そもそもこの香りが脳に影響を与えていると知っている方は少ないと思います。
脳の疲労を回復したり、記憶を呼び起こしたり、嗅覚の力ってすごいのです。

実は5感と呼ばれる視覚・聴覚・嗅覚・味覚・嗅覚のなかで嗅覚だけが大脳新皮質を経由しないで古い脳と言われる大脳辺縁系に直結しています。
大脳辺縁系とは本能に基づく行動や喜怒哀楽を司っている部分、自律神経にも関係しているところです。

簡単に言えば「匂い」は考えるより先に、感情や本能にダイレクトに働きかけるのです。
本能的な部分に直結しているのですね。

例えると、懐かしい匂いをかいだりすると、昔の記憶や感情がよみがえったりします。あと食欲がないのに美味しそうな匂いで急にお腹がすいたり、本能に働きかけてくる。

そんな経験ありませんか?
お腹がすいてて匂いを嗅いだらぐ~っとお腹がなってしまった!とか、あまりに心地良い香りだったから思わす寝てしまったとか。
考えるより体が先に反応してしまう。そんな感じです。

この匂い好きだな、とても気持ちのいい感じがする。
なんかこの匂い吐きそう~気持ち悪い・・・などなど。

頭で考えるより先に感情の方が出てきます。

お香を焚く時間帯によって楽しめる「1/f ゆらぎのお香」とは?

香りは脳にダイレクトに届きます

香りは鼻からダイレクトに脳に繋がっています

先ほども説明した大脳辺縁系とは、食欲や意思など本能に基づく行動・感情や自律神経や記憶をつかさどる働きをしています。
その中に海馬という記憶と感情の部分に直径しているのです。

例えば、化粧品コーナーのコロンや香水。ハンドクリームやアロマの商品。洗濯物の柔軟剤の香りなどたくさん匂いがついている物がありますよね。
匂いはそれぞれ好みがあるので、好きな匂い、良い匂いだと思えばそれが自分にとって癒される匂いになるわけです。
その香りを嗅いでリラックスする。

それは脳の大脳辺縁系は自律神経に関係していて、その自律神経はリラックスに関わるところなので良い香りをかぐと安らぐ気分になるのは自然な反応なのかもしれませんね。

嗅覚はダイレクトに脳に届きます。お香の匂いも直接脳に届きます
なので、白檀のようにリラックス効果があるといわれるものなどを焚くと、心が落ち着いて安心する、またはイライラを抑えるということが出来るようです。
良い香りで脳をリセットするのもいいかもしれませんね。

逆にいえば本能を鍛える時は嗅覚を鍛えるのがいいです。
先ほども言った大脳辺縁系は「古い脳」と言われる部分に直接アクセスできるのは嗅覚だけなのです。

嗅覚を鍛えると視覚と聴覚ばかりの理性よりの脳から感情の部分の活動が大きくなりバランスのいい脳になります。
バランスが良くなると脳が活性化するので、リラックスして仕事や勉強に打ち込めます。

香りで脳を刺激することは、最近では認知症予防や免疫力アップにも影響もあると言われています。

香りにもさまざまな種類があるので、いろいろと試してみると自分に合ったものに出会えると思います。
お香の匂いは落ち着くので、香原料をブレンドして今の自分に合った香り作りに挑戦したいなと感じました。

脳と香りと嗅覚ってすごい関係ですね。ますます香りの魅力を感じます。

リラックス効果の香りだけでなく、やる気を出す匂いなどで嗅覚を鍛えると、勉強などはかどるのかもしれませんね。

タイトルとURLをコピーしました